昨日の記事の続きです。
昨日、最後の最後に、文部科学省と福島県、それぞれが発表しているセシウム降下量の数値に大きな違いがあることに気がつきました。
福島セシウム降下量1月分〜3月分・今日の放射能拡散予測(4/10〜4/12)スイス気象局
気になって眠れませんでしたので(笑い)
勝手に、謎解きを。
もう一度、まとめて書いておきます。
●福島県発表セシウム降下量
(単位:MBq/km2)
セシウム合計
2012年1月 1786.52
2012年2月 1779.38
2012年3月 1356.33
●文部科学省発表セシウム降下量
(単位:MBq/km2)
セシウム合計
平成24年1月分福島県(双葉郡)19120
平成24年2月分福島県(双葉郡)33300
(3月分は未発表)
数値が全く違いますよね、桁違いに。単位は同じMBq/km2。
で、遅まきながら気がついたのが測定場所。
福島県
福島県原子力センター福島支所(福島市方木田地内)
文部科学省
福島県双葉郡大熊町
なるほど。
これは違うのも道理。
福島県双葉郡大熊町・双葉町といえば、今更言うまでも無く、爆発した福島第一原子力発電所のあるところ。
爆発した原発からは、いまだに放射性物質が放出中で、そこらじゅうに膨大な量のセシウムが存在するところ。
この数値、当たり前ですね。
それでも、そんなに離れていない福島市内で測った県の定時降下物の数値、少なすぎるような。。。
福島県原子力センター福島支所がある福島県福島市方木田は、
福島第一原発から、62.01km。
1月は、文部科学省の数値の9.3%。
2月は、5.3%。
うーーーん。
???って感じがして、
測定場所「福島県原子力センター福島支所(福島市方木田地内)」の環境が気になって調べたら、こんな動画がアップされていました。
定時降下物を毎日測っている福島県原子力センター福島支所の周辺環境
おぉ。これは、いい動画。
どんなところか、これで一目瞭然。
舗装道路に囲まれ、土がない環境。セシウムが溜まりにくそう。
あるとしたら、側溝ですね。
土ぼこりも、そうは舞い上がりそうにないですね。
ということは、もっと郊外の舗装されていない田舎の道路、田んぼや畑などの土ぼこりを拾っているのでしょうね。
それに、やはり、遠くの山の木々に付着したセシウムの再飛散とかも。
だから、強い風も、余程の強風でないと、土埃は、拾えないのではないかなと思います。
ここならば、定時降下物の測定数値が低く出て、当然のような気がします。
もしこの測定場所が舗装されていない道路沿いにあれば、農村部にあれば、
数値は、こんな数値では収まらないのではないでしょうか?
少しの風でも、土埃が舞い上がり、毎日セシウム数百べクレルの降下は普通のような気がします。
更に言えば、測定場所をここにしたことで、穿った見方をすれば、
やはり、大本営お得意の「過小評価」を狙っているのかも
とも感じてしまいましたが、どうでしょうか。
また、これではっきりしたことは、測定場所による測定値の違いは、福島県に限らず、他の都道府県でも、同じように、ありうるだろうということ。
文部科学省の月間降下物の数値が小さいと安心していると、
落とし穴に落ちるかも知れません。
各都道府県の測定箇所の周辺環境をチェックするのも、自己防衛の対策の一つになるのではないでしょうか?
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ところで、気になる2号機の原子炉温度ですが、なかなか下がりません。
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「原発・放射能」関連全記事は、左下記事カテゴリーからどうぞ。
「原発」
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今日の放射能拡散予測(4/11〜4/13)スイス気象局
★★福島第一原発由来の放射性物質(粒子)は、今日4/12(木曜)早朝は、東北地方の太平洋沿岸地域一帯へ飛散し、午後から明日4/13(金曜)午前中にかけては、関東地方から東北地方のいずれも太平洋沿岸沿い地域一帯へと広く飛散しそうです。
★★外出予定の方は、チリ埃の舞い上がりが気になるほどの風ならば、マスクをした方がいいと思います。気をつけて。
★★雨や雪、降り始めに注意。濡れないように。
下記ページの一番上の動画が、放射性物質(放射性粒子)拡散予測シミュレーションです。
日本時間4/11(水曜)午前3:00〜4/13(金曜)午前8:00までの1時間毎の拡散予測シミュレーションです。
同シミュレーション動画中、JSTは日本時間で、Fukushimaと書かれているところが、福島第一原発の位置です。
また、予測は、10m, 500m,1500mと3段階の高度別の予測になっています。
ドイツは、250mでしたので、500mが近いかな?
また、下記もドイツと同じです。ご注意を。
【重要な注意事項】漏洩物質の濃度はわかっていませんので、図示した区域は未知の濃度の漏洩源から相対的に分散・希釈した範囲としてのみ解釈して下さい。
各地の実際の放射線量はこの図からは算出できません。
★福島原発付近及び各地の詳細な気象データ、風向きに関しては、気象庁等のHPでご確認を。
今日の放射能拡散予測(4/11〜4/13)スイス気象局
日本語バージョン・今日の放射能拡散予測(4/11〜4/13)スイス気象局
---以下、放射能・原発関連リンク---
早川汚染マップ (12/10追加)
http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-450.html
改訂版2011年12月9日(初版4月15日)「フクシマとチェルノブイリの比較(改訂版)」
http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-445.html
五訂版2011年12月9日福島第一原発から漏れた放射能の広がり
http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-430.html
早川汚染マップ 汚染ルートとタイミング(改訂)9/30 (10/1追加)
放射線モニタリング情報 文部科学省
http://radioactivity.mext.go.jp/ja/ (10/1追加)
http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-418.html
早川汚染マップ第4版(9/11追加)
W SPEEDIによる汚染MAP
北は秋田、岩手、西は新潟、長野、静岡までが汚染されています。
福島第一原子力発電所事故に伴うCs137の大気降下状況の試算
- 世界版SPEEDI(WSPEEDI)を用いたシミュレーション -
平成23年9月6日
(独)日本原子力研究開発機構 (9/10追加)
Yahoo! JAPAN「放射線情報(ベータ版)」(8/9追加)
http://radiation.yahoo.co.jp/
ふくいちライブカメラ(5月31日10:00より)
http://www.tepco.co.jp/nu/f1-np/camera/index-j.html
JNN 福島第一原発ライブカメラ(Live)youtube
各地のガイガーカウンター・リアルタイム放射線測定一覧(ustream.tv)
福島第一原発周辺の風向きマップ
リアルタイムアメダス風向・風速マップ
福島県立医科大学敷地内の外気放射線量リアルタイム計測値
Radiation levels in the open air at Fukushima Medical University
武田邦彦先生(中部大学)
今回の福島原発事故に関して、ほぼ毎日のように、わかりやすく情報を発信して下さっています。
ありがたいです。
京都大学原子炉実験所・小出裕章先生のデータ
3月15日東京を襲った「見えない雲」
放射能汚染地図(マップ)文部科学省
福島第1原子力発電所(特定条件 WSPEEDI)[平成23年3月25日(金曜日) (PDF:594KB)
ヨウ素131の表面沈着量(平成23年3月25日 0時現在) 積算値、SPEEDI
放射能汚染地図(マップ)福島第一原発
TBS 原発ライブカメラ(携帯電話、スマートフォン用)
http://e-shomei.org/live/live.jpg
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1646204.jpg
一部データ欠損あり
放射性物質降下量(累積量)
リアルタイム放射線測定情報
http://housyasen.uh-oh.jp/
文部科学省・最新空間放射線量率一覧
http://www.bousai.ne.jp/vis/index.php
空気中の放射能濃度一覧
http://atmc.jp/
水道の放射能濃度一覧
http://atmc.jp/water/
雨の放射能濃度一覧
http://atmc.jp/ame/
緊急被ばく医療ポケットブック
http://www.remnet.jp/lecture/b05_01/index.html
福島原発事故の解説(日本語訳あり)
http://ribf.riken.jp/~koji/jishin/zhen_zai.html
イギリス気象局
http://atmc.jp/england/
イギリス気象局直リンク
weatheronline
台湾気象局
http://atmc.jp/taiwan/
台湾気象局直リンク
台湾空氣品質與區域氣候研究室
オーストリア 国営気象局ZAMG
http://atom.yaruoch.com/forcasts/index/ZAMG
一応各国の予報
http://atom.yaruoch.com/forcasts/index/ZAMG
↓どうやら、中止になったようです。(5/17)
ノルウェー気象研究所による放射性物質拡散予測(シミュレーション)
放射性物質拡散予測(シミュレーション)