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2013年05月26日

アレクセイ・ヤブロコフ博士 来日講演・今日の放射能拡散予測(5/25〜5/27)スイス気象局

アレクセイ・ヤブロコフ博士 来日講演・今日の放射能拡散予測(5/25〜5/27)スイス気象局


今日は、25年以上、チェルノブイリ事故の被害の実態を調査されているロシアの科学者アレクセイ・ヤブロコフ博士のの来日講演会でのお話です。


アレクセイ・ヤブロコフ博士
ロシアの科学者、ロシア科学アカデミー会員。
1986年のチェルノブイリ原子力発電所事故当時、ゴルバチョフ書記長のアドバイザーを務め、被曝者のその後について25年以上追跡調査を続けている。
2011年3月の福島第一原発事故後、チェルノブイリ事故との違いを指摘するとともに、放射能被害の過小評価の危険を警告している[4]。

...................ウィキペディアWikipedia





日本各地で講演されていますが、今日取り上げるのは、下記東京でのお話。

【東京】
『調査報告 チェルノブイリ被害の全貌』刊行記念
アレクセイ・ヤブロコフ博士講演会

日時:5月18日(土)午後6時30分〜
会場:星陵会館
主催:チェルノブイリ被害実態レポート翻訳プロジェクト
解説:崎山比早子
司会:おしどりマコ



ショッキングな怖いお話の連続でした。でも、同時に、
これから私達が、この放射能汚染の国・日本でどう生きていくべきかを示唆した、とてもとても大事で貴重なお話だと思いました。



その中で、特に気になる部分をピップアップして書き起こしてみました。

ご参考までに。

(講演会全容は、書き起こしの下の動画へ。
長いけど、必見です!)




ーーー以下、概要書き起こしーーー




チェルノブイリそして福島の事故に共通している点は、これは放射性の降下物がまだら状に落ちているなっているという事。
100m離れただけで、その濃度というものが3倍、4倍、あるいは3分の1、4分のという形で変わってしまう。(ギリシャの例)

放射性の降下物の核種の種類が違うと違った濃度で同じ所でも違った濃度で落ちてくる、沈着する。


チェルノブイリの事故でも、福島の事故でも、何十種類、何百種類というものが飛び散った。
大変短い時間であるが、日々、量が変わってしまう訳で、当初はどれだけのものがどれだけの濃度で落ちてきたのか?という事を、再現、復元するという事が大変難しい。

従って、20ミリシーベルトだどうのこうのと、線量の数字をあげること自体が無意味。



チェルノブイリの事故では4年後に甲状腺がんの発生率というものが増えた。
日本ではこれから1年後にこう言った状況になっていくと思う。


乳がんの罹病率に関しても、これも確実にチェルノブイリ以降伸びたし、この日本でも増えていくという事を私は考えている。
汚染がより強い地域から乳がんの罹病率が増えている。
そして事故後8年、9年、10年経つと、乳がんの罹病率が飛躍的に伸びている。



チェルノブイリの事故で、先天性の異常、先天性の奇形と言う形の新生児が生まれた。
(奇形児の写真例示)


被ばくの量が小さいものであっても、目の水晶体の混濁が起きる。
白内障につながる。
セシウム137が25ベクレル/kgを超えると両目の混濁率が著しく伸びる。



ダウン症候群の子どもの出生率が増えた。
チェルノブイリ事故の9カ月後にこのような現象があったという事を語っているデータは、実は数多くある。
日本に関してもこういったデータは必ずある筈。


血液、心血管系、そして内分泌系、糖尿病も含めて、免疫系統もといった事で健康障害というものが起きている。



そして被ばくの健康への影響という事で着目すべきもうひとつの点は、老化が早まるという事。
子どもたちが老人のような形になってしまう。
また、高齢者に関しては高齢の度合い、老化というものがより早く進むという事。



生まれる子どもの性別の比率に関しては、男の子が生まれる数、率というものが減少する。
つまり、男の子として受胎したものが出生、生きて生まれるというところまで行きつかないという割合が増えてしまう。


また、一人の人間であっても複数の病気を抱えるという状況が生まれる。

チェルノブイリの事故処理にあたった人たち(リクビダートル)の家族の流産率が、事故処理後2年間非常に高かった。

チェルノブイリの事故から2年間、幼児死亡率が急激に上がった時期があった。
(ドイツ、ポーランド、ノルウェー、スイス、スウェーデン、フィンランドの例)


事故後20年、ロシアの州(日本の県に当たる)の死亡率に関しての調査で、汚染度が高い州(1キュリー/ku)は、死亡率が上がっていることが分かった。



原子力発電の推進派の人達は、被ばくによる後遺症、影響というものはそもそも意味がないと。
いわゆる「放射線恐怖症」というものに取り付かれた人間が心理的に自分を病に追い込むのだと言う反論というものがあるが、ただ人間と同じような現象が、ハタネズミ、燕、カエル、また一般のネズミというものに多く起きている。
そういった動物が「放射線恐怖症」にとらわれるということはないので、原子力発電推進派の意見というものには根拠がないと私は考える。





では、チェルノブイリの教訓について。
教訓はいくつもあるが、そのうちのいくつかだけを。


教訓その1
「放射能の状況は安全です」という当局の情報を信用してはいけない。


教訓その2
空気、大気、食品、水に関しましては、独立した放射能モニタリングを確立しなければいけない。


教訓その3
放射性核種の中で体内に取り込まれてしまった放射性核種のモニタリングを、これもまた独立した形でのモニタリングを確立しなければいけない。





私のような人間、研究者とWHOとの見解の違いは何か?
それは、WHO世界保健機構と、IAEA国際原子力機関の間に協定が結ばれているからである。
WHOは、原子力発電のロビーと相談することなく、ある種の事実というものは公表してはいけないという事になっているからである。



3か月前、今年2013年の2月、WHO世界保健機構が、福島の被曝レポートというものを発表した。
その趣旨は、「恐ろしい事というのは今後何も起こらない」と。

「確かに若干の癌にかかる人は増えるだろうけれども、統計的に反映されるような数字でもないし、そもそもがんの患者が増えるという事も特に起きないのだ」と言っているが、これを信じてはいけない。






日本で起こっている事

これは、日本ですでに何が起きているかという事を表している数字だが、福島事故の後、幼児の死亡率が増えたという事がよく分かる。
WHOは嘘をついても仕方ない。



日本に待っているものは何か?

まず、染色体の突然変異という事はもうすでに増えている。
また先天性の異常がある子どもが生まれるという事も2011年からすでに日本では起きている。
また、幼児および出産期の死亡というものもすでに起きており、現在もこれは起きている。
白血病に関してもすでに増えているし、今後も増えていく。
他の癌、つまり固形がんに関しましては、後数年後に罹病率というものが増えていく。

チェルノブイリの事故の後起きた状況というものは、福島の事故以降の日本でもすでに起きているし、今後も起きていく。




次に、もう一つの良くない事実、
何年後かに皆さんが直面する事実。


汚染というものは半減期があり、土壌深くに放射性の核種というものが埋まってしまい、汚染は年々小さくなると、現在日本で言われている。

チェルノブイリの事故後もそう言われたし、その時点では私のような研究者もそう思っていた。

しかし、チェルノブイリの事故から8〜10年経ち、かつては「汚染に関しては心配いらない」、あるいは「それほど心配いらない」といわれた地域で、汚染度が増した。

それは植物の根というものが沈殿していった放射性物質に到達をし、それを吸い上げる形で地表に出してしまったからである。
日本でもそれと同じ現象が必ず起きると思う。



原発事故は、核兵器に劣ることはない。




ーーー講演、ここまで。以下質疑応答。



(マコさん)
いろんな東京の大学病院や東日本の東北の方の大学病院の先生の話では、出生数が減っていると。
2011年度、12年度、そして、2013年、今年も出産数が減っていて、東京で大体1割出生数が減っていると。




(ヤブロコフ博士)
福島をはじめとした日本のいくつもの地域において、
新生児の死亡が増えているし、また、流産も増えているというのがすでに言われている。






(会場からの質問)
以前、博士は、「0.1キュリー/平方km(ku)以上の汚染であれば、ちょっと私は怖くて逃げだすかもしれない。」と言われたが、それはセシウム137の基準か?


(ヤブロコフ博士)
セシウム137基準だ。
セシウム137が0.1キュリー/平方km(ku)であるという事は、全ての他の放射性核種、かなりの数の放射性核種に関しても相当の量、危ないだけの量があるという事を示してくれるインジケーターとなっている。


子どもに関して、1kg体重当たり20ベクレルであれば、危ない。
大人は、40から50ベクレルであれば、危険である。
そこの地から出て行くか、体内から積極的に排出すべき。






(会場からの質問)
どこの水、どこの食べ物が安全か?



(マコさん)
やはり測定して安全なものを食べるのが私は一番だと思っている。
例えば、田んぼによって、ここの田んぼが大丈夫でも、段々になっている田んぼで、一番最後下の田んぼと一番上の田んぼで、全然ベクレル数が違う。
だから一番下の方の田んぼだけの、水が出てくる所のを採って大丈夫だって言っても、でも同じ地域の同じ方が作っている一番初めの上の水が入ってくるところの田んぼのベクレル数が高かったりするので、やはり私は何処の水、どこの食べ物というより、ちゃんと測って安全なものがいいのではないかと思う。





(会場からの質問)
被曝したかもしれない子供について



(ヤブロコフ博士)
体重1kgあたり50ベクレル以上であるという子どもに関しては、どんどん体内から排出させるようなものを与える。

体内から放射性核種をどんどん出していく物質というのにはいろんなものがあり、たとえばペクチン類などもある。
そして甲状腺のチェック。
お子さんのチェックというものをより定期的に、普通の人よりもより頻繁にするべきだと思う。
また、染色体の検査もより頻繁に検査をされるべきであると思う。
情報を身につけ、自ら闘うことをすれば、好ましくない状況に対して、先を越す形で闘いを挑む事が出来るし、現象が出できたしまった場合でもよりよくきちんと対応できると思う。





汚染された地域でありながら、どうやれば農業、漁業、林業等を、相対的に安全に行う事ができるのか?

という本、その他の論文も含めてたくさんあるが、結果から言うと、汚染地域においても、相対的に安全に農業、林業、漁業を営むことはできるわけだが、それは、大変に高くつく。
だから、政府などからの補助金無しでやっていくという事は出来ないと思う。

また、事故以前との同じような形での農業、林業、漁業を行っていこうというのは、その援助を受けた上でも難しい。不可能になるかと思う。
つまり、以前、事故以前であれば食用になるコメを作っていたところでも、今後は、事故後はそれができなくなると。
たとえば、バイオ燃料のための食物をつくるという事に切り替えなければいけないと言ったような、形になっている。




今の私たちが理解しなければいけないのは、目には見えないけれどもとても危険な敵に囲まれているということを認識しなければいけない。
その敵というのは放射線であると。
ただ、その敵をどうすれば発見できるのかと、そしてその敵にどういう対抗措置をとればいいのかという事を私たちは知っている。
だから、きちんとした正しい情報を持っているという事は、闘う手段を持っているという事であるので、どんどん知識を身につけましょう。






ーーーここまでーーーー



『調査報告 チェルノブイリ被害の全貌』刊行記念 アレクセイ・ヤブロコフ博士講演会 5月18日



『調査報告 チェルノブイリ被害の全貌』









「原発・放射能」関連全記事は、左下記事カテゴリーからどうぞ。

「原発」





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今日の放射能拡散予測(5/25〜5/27)スイス気象局



★★福島第一原発由来の放射性物質(粒子)は、今日5/26(日曜)から明日5/27(月曜)夜にかけては、関東地方、信越地方、東北地方、それぞれ全域に飛散しそうです。








★★外出予定の方は、チリ埃の舞い上がりが気になるほどの風ならば、マスクをした方がいいと思います。気をつけて。

★★雨や雪、降り始めに注意。濡れないように。


下記ページの一番上の動画が、放射性物質(放射性粒子)拡散予測シミュレーションです。
日本時間5/24(土曜)17:00〜5/27(月曜)23:00までの1時間毎の拡散予測シミュレーションです。

同シミュレーション動画中、JSTは日本時間で、Fukushimaと書かれているところが、福島第一原発の位置です。
また、予測は、10m, 500m,1500mと3段階の高度別の予測になっています。
ドイツは、250mでしたので、500mが近いかな?

また、下記もドイツと同じです。ご注意を。
【重要な注意事項】漏洩物質の濃度はわかっていませんので、図示した区域は未知の濃度の漏洩源から相対的に分散・希釈した範囲としてのみ解釈して下さい。
各地の実際の放射線量はこの図からは算出できません。

★福島原発付近及び各地の詳細な気象データ、風向きに関しては、気象庁等のHPでご確認を。


今日の放射能拡散予測(5/25〜5/27)スイス気象局


日本語バージョン・今日の放射能拡散予測(5/25〜5/27)スイス気象局



追記:高度10mの色が、赤から白になっていますね。
今日だけ?それともこれから、ずっと白?(2012.10.22)
追記2:どうやら、高度10mは白に変更されたようです。(2012.10.23)
追記3:風向き画面が、白一色だけになっています。(2012.10.27〜)
追記4:元通りになおりました。(2012.10.31)





---以下、放射能・原発関連リンク---

早川汚染マップ (12/10追加)
http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-450.html

改訂版2011年12月9日(初版4月15日)「フクシマとチェルノブイリの比較(改訂版)」


http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-445.html
五訂版2011年12月9日福島第一原発から漏れた放射能の広がり


http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-430.html
早川汚染マップ 汚染ルートとタイミング(改訂)9/30 (10/1追加)

放射線モニタリング情報 文部科学省
http://radioactivity.mext.go.jp/ja/ (10/1追加)

http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-418.html
早川汚染マップ第4版(9/11追加)

W SPEEDIによる汚染MAP

北は秋田、岩手、西は新潟、長野、静岡までが汚染されています。

福島第一原子力発電所事故に伴うCs137の大気降下状況の試算
- 世界版SPEEDI(WSPEEDI)を用いたシミュレーション -
平成23年9月6日
(独)日本原子力研究開発機構
  (9/10追加)


Yahoo! JAPAN「放射線情報(ベータ版)」(8/9追加)
http://radiation.yahoo.co.jp/


ふくいちライブカメラ(5月31日10:00より)  
http://www.tepco.co.jp/nu/f1-np/camera/index-j.html


JNN 福島第一原発ライブカメラ(Live)youtube


各地のガイガーカウンター・リアルタイム放射線測定一覧(ustream.tv)


福島第一原発周辺の風向きマップ


リアルタイムアメダス風向・風速マップ


福島県立医科大学敷地内の外気放射線量リアルタイム計測値
Radiation levels in the open air at Fukushima Medical University



武田邦彦先生(中部大学)
今回の福島原発事故に関して、ほぼ毎日のように、わかりやすく情報を発信して下さっています。
ありがたいです。


京都大学原子炉実験所・小出裕章先生のデータ
3月15日東京を襲った「見えない雲」


放射能汚染地図(マップ)文部科学省

福島第1原子力発電所(特定条件 WSPEEDI)[平成23年3月25日(金曜日) (PDF:594KB)
ヨウ素131の表面沈着量(平成23年3月25日 0時現在) 積算値、SPEEDI



放射能汚染地図(マップ)福島第一原発


TBS 原発ライブカメラ(携帯電話、スマートフォン用)
http://e-shomei.org/live/live.jpg

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1646204.jpg


一部データ欠損あり
放射性物質降下量(累積量)

リアルタイム放射線測定情報
http://housyasen.uh-oh.jp/

文部科学省・最新空間放射線量率一覧
http://www.bousai.ne.jp/vis/index.php

空気中の放射能濃度一覧
http://atmc.jp/

水道の放射能濃度一覧
http://atmc.jp/water/

雨の放射能濃度一覧
http://atmc.jp/ame/


緊急被ばく医療ポケットブック
http://www.remnet.jp/lecture/b05_01/index.html

福島原発事故の解説(日本語訳あり)
http://ribf.riken.jp/~koji/jishin/zhen_zai.html

イギリス気象局
http://atmc.jp/england/

イギリス気象局直リンク
weatheronline


台湾気象局
http://atmc.jp/taiwan/

台湾気象局直リンク
台湾空氣品質與區域氣候研究室


オーストリア 国営気象局ZAMG
http://atom.yaruoch.com/forcasts/index/ZAMG


一応各国の予報
http://atom.yaruoch.com/forcasts/index/ZAMG


↓どうやら、中止になったようです。(5/17)
ノルウェー気象研究所による放射性物質拡散予測(シミュレーション)

放射性物質拡散予測(シミュレーション)



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